体組成

身体の状態を知る手っ取り早い方法として、体重を測ることが多いかと思います。この時、重さだけではなく、自分の身体がどのような組織から成り立っているかを知っていますか?

私たちの身体は主に、水分タンパク質脂質ミネラルから作られ、水分やタンパク質を多く含む筋肉や内臓(除脂肪組織)、脂質を多く含む脂肪、そしてミネラルを多く含む骨に分けられます。これを、身体組成(しんたいそせい)と言います。


筋肉の方が脂肪よりも体積は小さいですが、重さは重いです。つまり、筋肉量が少なく体脂肪が多い人と比べて、筋肉量が多く体脂肪が少ない人は体重が少し重いですが、引き締まって見えます。また、筋肉が多くついているため体幹が安定し、ジャンプ力や動きの速さ、キレなどを含むパフォーマンスが高い傾向にあります。

脂肪も身体に大切な要素です。脂肪には、エネルギーを保存し体温を保つ役割があります。さらに、神経の伝達を早くするための組織や脳、細胞を包むための膜に使われていたり、ビタミンやミネラルを吸収するために役立ったり、様々なホルモンや酵素を作ったりする上でも欠かせません。このように、脂肪は身体の機能を適切に保つためにはなくてはならない存在です。

特に女性の場合、体脂肪率が低すぎてしまったり、食事量を極端に減らしてしまったりすると、冷えや疲労感だけでなく、貧血や疲労骨折、月経が止まってしまうなど色々な状態を引き起こすリスクが高まります。一方で、体脂肪が極端に高いと、高血圧や心臓、血管に関する病気、メタボリックシンドローム、糖尿病などの生活習慣病を発症するリスクが高まることも知っておきましょう。

ぜひ、体重のような外面の重さ(量)だけではなく、体組成、つまり内容と質に目を向けましょう!体組成、とくに筋肉量と骨量をしっかり増やすことは、パフォーマンスの向上に重要です。見た目が引き締まってきた、筋肉がついてきた、パフォーマンスにつながってきた、などの効果が出るまでには数ヶ月かかることが一般的です。時間をかけて培ったものは失われにくいので、成果がすぐに見えなくても焦らず気長に身体の変化を楽しんでみましょう。


どんな体組成の時にパフォーマンスが上がるのか?

パフォーマンスと体組成は関連していそうか?

無理な減量や増量はしていないか?

月経周期とは関連していそうか?

十分な睡眠や栄養補給は出来ているか?

様々なことに視点を広げてみましょう!
どんな時に、みなさんがパフォーマンスを最大限に発揮しやすいのか探してみてくださいね。

また、比べる対象は自分自身であり、周りの人ではないということも知っておきましょう。みなさんの体は、背の高さや体質、遺伝など他の人とは異なるものです。また、ストレス状態、月経周期、成長期、栄養状態、睡眠状況などによって、身体は常に変化しています。
体重のみに目を向けてしまうと、『〜さんと比べて私の方が重い。。。』『重いから計りたくない』とがっかりしてしまうことがあったり、『〜のように痩せたい』と思ってしまったりすることもあるかと思います。

そんな時は、自分の状態や置かれている状況をまずは把握してみましょう。

⇨体組成表の見方(記載されている内容の例)
⇨減量の効果が出ない時によくあること
⇨月経周期のコンディショニング3-1. 月経周期による体重の変化
⇨月経周期のコンディショニング3-2. 月経異常と利用可能エネルギー不足


役立つ資料

摂食障害に関して詳しく知るために

適正体重や食事、やせすぎの影響(無月経や骨粗しょう症)について知るために

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