感覚力と正しい呼吸は、競技力向上のための大切な土台となります。ここでは、感覚力と正しい呼吸を磨くトレーニングプログラムの例を紹介します。
感覚力を磨くには、小さな刺激を意識することが大切です。ひとつひとつのことを丁寧に行ってみてください。
ボディスキャン
身体を動かさないので、一見、何もしていないように見えるかもしれませんが、感覚力を高めるために効果的なエクササイズです。
普段意識をしていない、身体の細部を意識してみましょう。最初はよくわからなくても、繰り返し行っていくとその時々の身体の状態がわかるようになっていきます。
横隔膜呼吸チェック
自分がどのような呼吸をしているのか確認してみましょう。肋骨下部が動いていると横隔膜を使って呼吸をしている証拠です。肋骨下部が動いていない、動く感覚がない場合でも、ゆっくり呼吸してみましょう。意識して呼吸することで少しずつ動きが出るようになります。仰向けで慣れてきたら、立った状態で行ってみてください。
身体の軸
身体の軸が感じられるようになると、姿勢の安定、競技中のボディコントロールに繋がります。慣れてきたら、足裏の広さ、左右の差なども感じてみましょう。
ダウンドック
両手で床を押して、その力をお尻まで伝えることで、背骨を長く保つのがポイントです。体を折り曲げたダウンドックの姿勢でも、身体の軸を感じてみましょう。背骨をまっすぐにしないようにすることがポイントです。