月経周期のコンディショニング
1-3.主観的コンディションに影響を与える要因は?

様々な要因が主観的コンディションに影響を及ぼしますが、
月経前は月経前症候群
月経中は月経困難症
が主な要因となります。


月経前症候群(PMS)

月経前症候群は、月経の約1週間前に胸の痛み、イライラ感、集中力の低下、むくみの増加、強い眠気、便秘、情緒不安定、倦怠感、体重増加、涙もろくなるなどの症状が生じる女性特有の健康課題です。

月経前症候群では、精神的・身体的な症状が月経前3〜10日間続き、月経とともに少なくなるか、または消失していきます。月経前症候群の原因ははっきりと明らかになっていませんが、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが、月経前の期間に激しく変動することが月経前症候群に伴う症状を引き起こしているようです。

月経前症候群の身体的症状のひとつに体重の増加があります。スポーツにおいては、過度な体重増加がパフォーマンス低下につながる可能性があるため、アスリートにとっては重要な課題と考えられています。


月経困難症

月経困難症は、月経期中に下腹部の痛み、腰痛、頭痛などの症状があり、いわゆる「生理痛」が強い場合を指します。これは月経に伴って生じ、日常生活に支障をきたすものとされています。

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