月経周期のコンディショニング
3-2.月経異常と利用可能エネルギー不足
無月経などの月経異常の原因として、「利用可能エネルギー不足」や「体重の急激な減少」、「過度な練習やトレーニング量」などが考えられています。 体重を気にしすぎて食事を全く摂らないことや、練習・トレーニングをしすぎてしまうこ […]
女性アスリートの
育成・支援プロジェクト
国内トップアスリートを対象としたアンケートで、43%の人が「月経周期により体重が増加する」と答えています。
多くの人が体重が増加すると答えている「月経前」のこのタイミング(時期)は黄体期と重なります。黄体期はプロゲステロンという女性ホルモンが増える時期です。プロゲステロンには身体に水分を溜め込む作用(水分貯留作用)があるため、体重増加が起こると考えられています。
主観的コンディションと同様に、体重が増加する程度にも個人差があります。そのため、自分の体重増加が月経周期によるものなのかどうかを確認する必要があります。
まずは、毎日の体重測定を行い、基礎体温、体調(主観的コンディション)の変化も一緒に記録してみましょう。そうすることで、どの時期にどんな変化が起こっているかを可視化できます。