月経周期のコンディショニング
5-2.月経を継続的に調整する方法
年間を通して練習日程や試合に合わせて月経を調整する方法です。この方法を使うと、月経がきてほしい時に月経を起こすことができます。月経周期の調整に加え、月経痛や月経随伴症状、過多月経、月経前症候群などの治療も同時に行うことが […]
女性アスリートの
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次回の月経を一時的にずらす方法です。
一時的な調整法には、月経を早める方法(短縮法)と遅らせる方法(延長法)があります。月経を早めたい場合にはピルを飲む日数を減らし、遅らせたい場合にはピルを飲む日数を増やします。月経周期の中で最もコンディションの良い時期は、月経終了直後から数日後であると感じている アスリートが多いため、月経後に試合や大会のスケジュールが来るように短縮法を選ぶアスリートが多いようです。
どの方法をとるかは、競技や試合のスケジュールなどにあわせて選ぶと良いでしょう。
使用されることが多い薬:中用量ピル
ピルの服用期間:月経をずらしたい時だけ短期間服用
対象例:
ピル服用の注意点:継続的な調整法で使用する薬剤の低用量ピルと比べて含まれるホルモンの量が多いため、副作用も出やすくなります。
服用スケジュールの例
目的: 月経が試合と重なる予定のため、月経を早めて試合と重ならないようにしたいから
1月1日:自然月経が始まった日
1月29日:次の月経の始まる予定日
1月30・31日:試合
試合と月経予定日が重なるため、移動させたい月経の前の月経から1日1錠中用量ピルを服用します。服用中止後、2〜3日目に月経が来るため、月経が終了した頃に試合を迎えることが可能になります。
短縮法
参考文献