中学の時から陸上をしていて,大学生になってから周りの競技レベルが高くなり競技との向き合い方が本格化しました.特に体重管理が厳しかったわけではないですが,自分の調子のいい時の体重を上回らないようにということに意識を向け出したら,糖質や脂質をほとんど摂取しなくなり,どんどん痩せていきました.でも,食べたら増えてしまうという恐怖心からどんどん食事が取れなくなり,練習もままならなくなってしまうような時期がありました【一般】.
摂食障害は10~20代の女性に多く生じ,特に長距離種目や体重制限が求められるような競技では起こりやすといわれています.アスリートの場合,運動量に対して十分に食べていなかったり,バランスが取れていないと,身体を健康に維持するエネルギーが不足した状態になります.それが原因で女性ホルモンが分泌されず無月経になったり,骨を作る栄養が不足して疲労骨折などの怪我をしやすくなってしまいます.誰かに相談することはとても勇気のいることだと思いますが,一人で悩まず心療内科や専門の機関で相談しましょう.