
日本における尿もれの実情は、2019年に実施された「40,000人 に聞く尿もれ実態大規模調査(P&Gジャパン株式会社)」により、以下の現状が明らかになっています。
- 20代以上の2人に1人以上(63.7%)の女性が、尿もれの経験が「ある」と回答
- 20代女性の57.1%、30代女性の64.4%が尿もれを経験
- 20代の尿もれ経験者のうち、出産経験のない女性は63.4%
- 10代〜30代に尿もれを経験し始めた割合が全体の43.7%
- 誰にも相談していない人が57.6%
では、「日本における女性アスリートの尿もれの実情は?」
という質問にお答えしたいところですが、残念ながら2023年の12月時点では、日本人女性アスリートを対象とした尿もれの研究は発表されておりません。
しかし、スポーツへの参加は、基本的に体のあらゆる箇所に負担がかかるものです。ジャンプ・着地など外からの圧力が加わるスポーツ、または重いもの持ち上げることで腹圧がたくさん加わるスポーツなども、骨盤底筋群の機能に大きな影響を与えます。

現時点では、日本人女性アスリートの尿もれの研究は発表されていないものの、悩みを持っている人はたくさんいると考えられています。
アスリートだけではなく、より多くのスポーツに関わる人たちが、女性の体はもちろん、骨盤底筋の重要性・役割・ケアの仕方を学び、
「みんなそうだから当たり前」とか「恥ずかしいから放っておく」のではなく
きちんと問題を認識し、改善していき
より多くの人が心からスポーツを楽しめる社会に
一緒に変えていきましょう!
「あなただけじゃない」 けれど、「当たり前じゃない」
「今は関係ない」けれど、「今後、起こってもおかしくない」
まずは、自分の体を知って、改善していくことが変化を促す一歩になります。

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