
骨盤底筋の基本情報
1-2.骨盤底筋群の働きは何?
骨盤底筋群は大きく分けて、6つの役割をしています。
1. 骨盤の中にある臓器を支える
膀胱、直腸、そして女性の場合は子宮などの内臓を正しい位置に保ちます。

2. 排尿・排泄のコントロール
尿道・肛門を絞めたり緩めたりすることで排泄をコントロールします。
3. 生殖・出産機能
ホルモンの働きや大脳に刺激が加わることで、生殖・出産の機能を担います。
4. 骨を支える
恥骨や尾骨、仙骨などの骨を支えます。

5. 姿勢を保つ
体幹(インナーユニット/コア)を構成する4つの筋肉群(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群)の中の1つとして、下腹部や股関節周囲の筋肉と相互に作用しながら体幹を支えています。また、腹圧(姿勢・体幹の安定化を担う体の内側にかかる圧力)のコントロールも行い姿勢を保っています。
6. 呼吸機能
骨盤底筋群は横隔膜・腹横筋と一緒に働き、呼吸機能の役割を担っています。

骨盤底筋群は、一つ一つの小さな筋肉の集まりですが、人が生きる上で大切な役割をしています。
特に、”姿勢を保つ”ことや”呼吸”の役割に関しては、
骨盤底筋群がうまく機能することで、スポーツパフォーマンスの向上にも影響が与えられる
と考えられています。
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